願いを込めて。
会見記事を読んだ。片っ端から読んだ。何度も読んだ。
愛の人なんだなぁと感嘆した。
涙の写真をみた。泣いている場合ではないのに、私が泣いていい理由なんて一つもないのに胸が熱くなった。
真っ白なスーツにすみれ色のシャツ。
宝塚に恋をして、泣いて泣いて力の限り泣いて切符を手にした“さゆみちゃん”が選んだ衣装は宝塚愛に満ちていて…。
ああもうダメだ涙が止まらない。
花粉症なんですうと全力で嘘をついてとりあえずトイレにこもった。
毎度「天然っぷり」が話題になる彼女だが、もちろん言わずもがな思慮深い人で。
言葉選びのセンスが抜群で「よく分からないけど何か分かる」みりお語録は会見でもキレにキレていた。
相手役を「お姫様」にしてあげたい。
こんな愛の言葉を私は知らない。3人の(もうすぐ4人になるけれど)相手役さん全てをお姫様にできるトップスター。花男の真髄。
最強すぎるでしょう。最高すぎるでしょう!
この言葉を聞いたゆきちゃんがどんな表情を浮かべたのか想像に難くないけれど、きっと想像の何倍も美しいんだろうなぁとも思う。
泣きじゃくる組子をどれだけ優しい眼差しで見つめたんだろう。
「辛いこと」だった組替えを経てあなたが作り上げた花組を、ファンはこんなにも愛おしく思っています。
だいもんの涙。まさおさんへの感謝の言葉。チケット代へのプロ意識。
きっと消費していない結婚線があるよ!
ファンは舞台の上のあなたを見られるだけで十分だよ!
これまで甘えてきた、そして11月まで甘えられる下級生達は本当に幸せだと思うよ!
読めば読むほど愛おしくなる言葉の数々、もう何か冊子とかにして国民に配ってほしい。
ETERNAL GARDENで歌った「永遠の花園」で、人々の記憶に残り続ける大輪の花を咲かせた姿は、もはや手を合わせて拝みたい。
今なお宝塚に憧れる姿勢が尊い。
ありがとうを言いたい。
明日海りおがこれまで選択した全てのことと歩いてきた道のりに。
宝塚に出会ってくれたこと。
受験してくれたこと。
男役であり続けてくれたこと。
たゆまぬ努力を重ねてくれたこと。
多くのファンの愛を受け止めてくれたこと。
素晴らしい舞台に出会わせてくれたこと。
明日海りおでいてくれたこと。
どうか宝塚最後の日まで健やかに、幸せでいてください。
卒業したその後も、幸せになってください。
明日から私も白いハンカチをポケットに入れよう。
しばらくロスは続くだろう。泣きたくなることもあるだろう。
夜中だから特別感傷的だけど、うん、また涙が出ることもあるよねきっと。
お礼も労いも言い尽くせはしないけど、残された時間を私たちも思い切り楽しもう。
さー、自由に生きて強く死ぬぞ!