新時代がきますね。
おかげさまで平和に幸せに平成という時代に育ったので、令和も幸せに平和に実り多く宝塚を楽しめたらなーと思っています。
今日は書いたものの力尽き、更新できていなかった花組のことを。
酔っていた。飲まずにはいられなかった。4月28日の夜のことだ。
あんなに楽しくて寂しくて感情フル回転で見つめた時間はなかったから。
涙と笑いで脱水症状起こしそうだったから。
祝祭喜歌劇「CASANOVA」大千秋楽おめでとうございます!
花組のみなさま、ファンの皆様、お疲れ様でした。
彩凪症にかかりカサノヴァ薬を投与されたジャニオタJ子が暇そうだったので一緒にライブビューイングを見てきた。
想像以上に笑って泣いた。隣を見たらJ子も泣いてた。
本当にカーニバルに参加して歌って踊ったような、そんなひととき。
あー、楽しかったCASANOVAも終わってしまったんだな。今更実感が湧いている。
ツイートもしたが、多くの方がライブビューイングで見守ったようだ。
映画のランキングに食い込んでくる花組。
— ヒビヤのシュリ (@hibiyanoshuri) April 29, 2019
土日合算、トップ14では館数最少、数多の強豪ひしめく中、日曜日たった一回のライビュでここまで!
本当に多くの方が「最後の冒険」を見守ったんですね。
で、オーシャンズのライビュの件はどうなりました? pic.twitter.com/Eet50qfVRH
館数最少ながらに6位に食い込むのは、座席を埋めた人たちがどれだけ多かったかということ。すごいぞ花組。すごいぞ宝塚。
千秋楽スペシャル
まさにスペシャル。
「やったんでええ!」と意気込む組子の熱がスクリーンを通じて伝わってくるような。
誰もが本気でこの時間を楽しんでいてさいっこーだなぁと1幕から泣きそうになった。
アドリブMVPはバルビちゃん。
一人悶えているシーンで「人生には恋と冒険が必要だ」を口ずさみ「愛〜して〜る〜」と歌い出し、カサノヴァさんにいやーな顔されたり。
世界広しと言えども明日海りおをチベットスナギツネにできるのは水美舞斗だけなんじゃないかと思う。
「新しいペットか?」と言われたらお手手にゃんこ?わんこ?にしてたり。
親父さんに髪の毛ぐちゃぐちゃにされて小競り合いしてたり。
「ここで別れよう!」とカサノヴァが差し出した握手を全力で振り払ったり。
ベアトリーチェに正体がバレて落ち込むカサノヴァと落ち合うくだりは最高だった。
初っ端抱きついて相変わらずいや〜な顔され、そのセリフ使わせてもらいますよ!と言ったら「練習していけば?」と無茶振りノヴァさん。
「お手本お願いしまーす!もう一回!」
「愛は迷宮のようだ。このヴェネツィアの街のように。はい」
「愛は!迷宮のようだ!このヴェネツィアの街のように!」
「うまくやってどうする!」
「え、うまかったですかぁ?」
マイティー可愛さの塊だな。
「旦那すまねぇ、俺だ」の時両手でサムズアップしてたよダニエラ可愛いもんね!
ベアトリーチェの寝室はただただパワーアップしてて爆笑の連続だった。
「目を…閉じる…」で片目だけヒクヒクさせて笑いを取れるトップ娘役の素晴らしさよ。
「財産なんていらないわ!(全力でポーイ)」をあわあわしながらキャッチしにいき「そういうわけには…お金は大事だよぉ〜」なカサノヴァさん素敵すぎる。
コンデュルメル閣下は麗しいお顔をめっちゃくちゃに歪めながら「その甘ーいお顔をギッタンギッタンに…」ってギッタンギッタンしてたけど相当カサノヴァのビジュアル好きだよねっていつも思う。全然違うシーンですけど驚いた時の閣下が好きです。ちょっと仰け反るあの感じ。
モモロとのアドリブも「千秋楽!」だったし、ちょこちょこと笑いを放り込んでくるカサノヴァ。乗っかるヴェネツィアの人々。「遊び」って大事だよなぁと思う。単純にアドリブで笑いを取りに行くんじゃなくて、演じきっているからこそ余裕が生まれてプラスαの何かを仕掛けることができる。
千秋楽という、ある種の解放感がその遊びを際立たせていて出てくる人みんな楽しそうで何よりだ。
ひっとんの「お兄ちゃんどいて!」がオンマイクで、更に吹っ飛ばされるほってぃー見れたのも幸せだった。
コンスタンティーノのセクシーウィンクは効果音「バチコン!」がつくレベルだったし恐らくあの「かちゃ」は世界一セクシーな鍵開けだったと思う。
コンデュルメル夫人のソロは情感しかなくて泣きそうになった。誰か愛してあげてよ…にゃんこちゃんズでもいいんだけど…私は愛してるよ…。
アフレコできるんじゃないかくらいCASANOVAに通った私だが、千秋楽、よかったよね!うん、よかった!
退団する碧宮るかくん、茉玲さや那さん、凜香百音さん。ちょこちょこ抜かれてて愛を感じた。
J子が「私、自分の退団セレモニーで泣かずに挨拶する自信がない…皆さんすごい…素敵…」と泣きながら感激していたがお前は何から退団する気なんだ。
お花は紫のバラにするらしい。みやっちとガラかめが混ざってカオスだ。
とにもかくにも「平成最後の東宝公演」カーニバルの終幕に心からの感謝と労いを伝えたい。
とっても寂しんでいる。寂しんでるよみりおさん!
組替えにみまわれた花組
トップご本人が「みまわれた」って言ってて笑った。そうだよね、寂しいよね。2人の貴重な花組子が29日付で旅立つ。
星組トップ娘役への就任が発表された舞空瞳ちゃんことひっとん。
できる子ひっとん。きっと素敵なトップコンビになるよ。
娘を送り出すおとうさんのような組長さんとトップさんの表情が印象的だった。
月で育ち、花で咲いた大好きなみりちな。気を許すと口が悪くなるみりお節は今回も全開で、ライビュ会場も泣き笑いに包まれた。
「月でもいい意味でふてぶてしく頑張ります!」と挨拶したちなつさんに対して、
「昨日ちなつがくれた手紙のなかに『退団発表をしたさゆみさんを残して帰るのは心配だ』とありましたが。え!?全然心配いりません。ずいぶん甘く見られたもんだなと思います。花組にきてふてぶてしくなっていただいたので、ふてぶてしいのはいいのですが、腰位置が高いのもいいのですが、ちゃんと腰を低く頭のたれることのできる、いい舞台人になっていってほしいと思います。…せいぜい頑張ってください!」
時折声をつまらせながら、涙をこらえるように二人で天を仰ぎながら、ふざけながら。
なのにちなつさんの頬には涙のあとが。もうなんて愛おしいんだろうか。
ちなつ兄さんの横できゃっきゃしているれいちゃんとマイティー。
笑いながら見守るあきらさん。
花男たちの絆にほっこりグスグスしてしまう、そんな一幕だった。
神様仏様スカステ様!何卒みりちなのシンメ花組ポーズを見せてくださいお願いします!
聖母ベーちゃん
ベーちゃんのお口が好きだ。
小さなお顔にバランスよく整った目鼻の中でちょっとだけ大きくていつも口角が上がっていて、見るだけで幸せになる笑顔だ。
「ダニエラが両手を広げて私を待っていてくれたんだな」というメッセージに涙腺が崩壊。べーちゃんがいる花組を見れてよかった。
穏やかで、温かくて、優しくて、芯がつよい。娘役としての美学がつまった立ち居振る舞いは、いてくれるだけでホッとする花組の宝物だったように思う。
じゅりあさんの潔さに心からの賛辞を
黒だよ。黒のパンツスタイル。退団公演の千秋楽の入りが、黒のパンツ。
ひゃー!じゅりあさんだから成立する。
花組のセンス担当おしゃれ番長。みんなの憧れじゅりあ姉さん。
袴の髪飾りも緑のリボンひとつ。紫のブーケを手に、ベテラン娘役としての矜持と潔さを感じさせるセレモニーだった。
私が知っている花組にはいつだってじゅりあさんがいて、いつでも堂々としていて、他の組のファンが「花娘にはじゅりあさんがいるからお化粧も髪型も安心だよね」という言葉をなぜか誇らしく聞いた記憶が懐かしい。
あの大きなケガから帰ってきてくれた、副組長の重責を果たし「花組らしさ」を形作ってくれたじゅりあさん。ありがとうありがとう。お疲れ様でした。
ちょっとゆきちゃんについては心が落ち着いてから改めて書きたいんだ。
平成最後に最高のサヨナラショーを見せてくれた誇らしい娘役。
みんな幸せになるんだよ!
私たちはあなたたちから充分に幸せをもらったから、みんなみんな幸せになるんだよー!
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嵐の海にも光がさします まぶしいっ!