がっつり遊び呆けるウィークの一環で映画を見てきた。
顔面偏差値東大クラスと評判の「キングダム」だ。
原作は10巻くらいまでなんとなく読んだくらいでふわっと知っている程度。
楽しめるのか自分!
…と思っていたらめちゃくちゃ楽しかった。
壮大な物語の第1章なのだろうが、キャラクターも立っていて行動の動機も分かりやすい。
王道だ。わくわくする。こいつらなら何かやってくれると思わせてくれる。
説明が長い、クライマックスまで冗長と感じる部分がなくもないが、理解のしやすさと壮絶なラストまでの助走だと思えばなんてことはない。
冗長な舞台を見慣れているからでは決してない!!
映像とCGは圧巻だ。金がかかった映画だ。すごいエンターテインメントだ。
から、ここからはお遊び。
実現しないと思うし、したとしてファンを納得させる出来になるだろうとはなかなか思えないのだが、
「もしもキングダムを宝塚でやるとするなら」
怒っちゃやーよ。
そもそも話。
キングダムとは?やんや騒がれているが知らない人も(特にヅカオタ界隈では)いるかもしれない。
前述の通り私はにわか中のにわかで、何なら映画で描かれたストーリーまでしか頭に入っていないレベル。
と言うわけで、あくまで今回の映画(原作5巻まで)の王都奪還編に絞って書いてみる。
あらすじはこちら。
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。
戦災孤児の少年・信と漂はいつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛錬を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君によって召し上げられ王宮へ。信と漂は別の道を歩むことになる…。
王宮では王の弟・成蟜によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負うが、何とか信のいる小屋にたどり着く。
「お前に頼みたいことがある」血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。
「いますぐそこに行け! お前が羽ばたけば、俺もそこにいる…。信! 俺を天下に連れて行ってくれ…」
力尽きる漂。泣き叫ぶ信。漂が手にしていた剣とその地図を握りしめ、信は走り出した。
走る先に何があるのかもわからず一心不乱に走る信。たどり着いた先で信の目に飛び込んできたのは、何と冷静に佇む漂の姿だった。死んだはずの漂がなぜ!?
「お前が信か」
そこにいたのは玉座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・嬴政だった。その嬴政に瓜二つの漂は彼の身代わりとして命を落としたのだった。激高する信だったが国を背負う嬴政の強さと漂の遺志を受け止め、嬴政と共に行動することを決意。二人は王宮を奪還するため立ち上がる。
しかしそれは嬴政にとって、路の第一歩に過ぎなかった。
中華統一。戦乱の世に終わりをもたらす。未だかつて誰も成し遂げていないとてつもなく大きな夢を嬴政は心に宿していた。
信は天下の大将軍を。嬴政は中華統一を。その夢は途方も無い修羅の道。
若き二人の戦いの火蓋が切られた−−−。
史実創作織り混ざった血湧き肉躍る歴史エンターテインメント。
剣で成り上がりを目指す奴隷の少年を主人公に、大きな夢を追う冷静な若き王と共に戦う日々を描いている。
出て来る人々がまぁイケメンと美女ばかりで非常に目に優しい。(原作は時々えぐい)
夢&夢&夢のキャスティング
組も学年も序列も無視!ただ夢のキャスティングをしたいだけ。
全ては妄想のお遊びだ。娘役の出番が少なくてな…。
ちなみにもちろん恋愛要素は全くないので、誰がヒロインとかはない。
詳しいキャラクターの説明やビジュアルは公式HPを見てほしい。
信(山﨑賢人)
This is 主人公。奴隷の身だが剣で成り上がり「天下の大将軍」を目指す少年。
とにかく飛ぶ。マジで飛ぶ。ジャンプ力がすごい。雨の日も風の日も剣の鍛錬を積みバカ強い。
礼真琴
ことちゃんでしょう!ことちゃんしかいない。
飛んで跳ねて身体能力抜群で、熱さと人情が共存する少年漫画の主人公。
見ている人が「こいつならやってくれるかも!」って言う期待感を煽ってくれる存在感はピカイチだと思っている。
思う存分暴れてほしい。
嬴政・漂(吉沢亮)
顔と頭と思い切りがいい若き王。育ちが可哀想。冷静に戦局を読み、例え自分が非道と評されても戦乱を終わらせるため中華統一を目指している。
漂は信と同じ家で奴隷をしていた幼馴染の親友。一緒に大将軍になろうぜ!て言っていたのに一人だけ王宮に召し抱えられ、嬴政の身代わりに殺されてしまう。信のカンフル剤。
朝美絢
顔で選んだと思われたかもしれないが、私は割とあーさの演技力を信頼しているのだ。雪組に来て益々そう思う。
明るさがあり夢に全てをかける情熱を持つ漂と、時に冷酷にすら見えるが自分の道をまっすぐ歩く強さを持つ嬴政。
二役演じ分け、王としての器の大きさを感じさせてくれると期待して!
楊端和(長澤まさみ)
めちゃくちゃ山奥に独自の文化で暮らす「山の民」の王。超強い男たちを武力で束ねた超超強いお姉さん。クールで露出度高め。
海乃美月
今はお写真が太夫だけど!お怪我もとっても心配だけど!
海ちゃんが舞台で見せる気品とキレキレのダンスが私は大好きで、美しき山界の王を是非ともやっていただきたい。
あの鎧も海ちゃんなら絶対素敵だし、男役をバッタバッタと斬りふせるところが見たい。
河了貂(橋本環奈)
ゆるキャラ枠。鳥っぽい蓑を被ったかわい子ちゃん。あまり強くないが「目的は金!」と割り切って嬴政と信に着いてきちゃう。でも山の民の言葉がわかったり吹き矢を覚えたり頑張る。
天彩峰里
彩海せらくんとも迷ったのだが、じゅりちゃんの天真爛漫な感じ。少年役もこなす演技力と可愛らしい歌声。
河了貂が一人称「俺」だけど似合うと思うんだ。きっと鳥の蓑かぶっても君は可愛い!癒し担当でよろしく頼む。
成蟜(本郷奏多)
今作でいう諸悪の根源。嬴政の異母弟。お兄ちゃんのお母さんは舞妓だったから「貴族の血を引く僕の方が偉いんだ!」と反乱を起こしたクソガキ。やることなすことクソガキ。
極美慎
わかってるよきわみくんの身長の高さくらい!!!でもいいの!!!
ポイントは少年らしさ。子供ゆえの残酷さと自信。「これでこの国は俺のもんだ」って顔を歪ませながらいう感じ。全力の嫌な奴をやってみてほしい。
昌文君(髙嶋政宏)
嬴政絶対信者の熱いおじさん。瓜二つの漂を見つけて影武者にした張本人。かなりの切れ者で、跳梁跋扈の王宮で嬴政が唯一信頼している味方。
愛月ひかる
最近役者として磨きがかかりまくっている愛ちゃん。おじさん役で申し訳ないと思いつつ、この忠臣っぷりと策士ぶり、めちゃめちゃ濃く演じてほしい。
壁(満島真之介)
超人揃いの登場人物の中で真面目に一生懸命頑張っている昌文君の副官。ちゃんと強い。信からは兄のように慕われる。いい人。好き。
水美舞斗
普通に生きているだけで筋肉がついてしまうマイティー。壁のあんちゃんはまっすぐで、熱くて、割と常識人で、戦いの最中は説明役だったりする。なんかマイティーを思い出してしまう。抜群の身体能力で鬼のような殺陣に挑んでほしい。
左慈(坂口拓)
元は軍を率いる将軍だったがとにかく強すぎるサイコパスで傭兵になっちゃったやべーやつ。気だるげに人を殺す。今作のラスボス。
芹香斗亜
わるーいキキちゃんが見たい。人としてのどこかが欠けてしまい、戦いの場所でしか生きられない超強い剣豪。信の前に立ちはだかる敵。その長い手足と華麗なダンスでことちゃんとガチバトルを繰り広げていただきたい。
王騎(大沢たかお)
誰もが一目置く「天下の大将軍」。得体が知れない。何を考えているかわからない。一振りで30人はやれる。信の憧れでもある。誰の味方とか敵とかではなくて神の目線で物事を見ている系マッチョ。笑い方は「ムフッ」
望海風斗
現時点で作中最強、圧倒的カリスマ性と底知れなさを持つ男にはだいもんでどうだ。
信が「俺はいつかあんたみたいな大将軍になる!」と宣言し、そんな少年を面白がりながら誰よりも先を行く。
きっとソロも多いからめちゃくちゃに歌ってほしい。
騰(要潤)
そんなスーパーマン王騎の副官でこれまた苦労してそうに見えるが、実は本人もめちゃつよ。映画では出てこなかったが口癖は「ファルファル」。ヒゲが変。
瀬戸かずや
ダンディズムの継承者、あきらさん。きっとあのヒゲすらかっこよく見せるだろうし、ユーモアと毒舌と内に秘めた熱い忠義心をきっと演じ切ってくれるはず。原作ではその後めちゃんこかっこいいんだこの人は。
どうだろうか。私はすごく楽しかった!
本当はせおっちと柚香光ちゃんの殺陣も見たいし、後々出てくる美人女剣士にはひっとんどうかなって思うし、ソラカズキとありちゃんを同じチームで共闘させたい。おだちんとちなつさんにも活躍してほしい戦いがある。これまた先々出てくる嬴政の奥さんはくらっちかなって思うし成蟜の奥さんは華雪りらちゃんなんてどうだろう。夢広がる。
異論反論、超受け付けます。あなたのキングダムを教えてください。
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矢ごときに屈する我らではない!