ヒビ、ヒビヤ

ココロハムラ

ご贔屓が退団するということ

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の季節に花が来た!ビバ!
花組CASANOVA公演、東宝2日目おめでとうございます!
初日に言いそびれました!
明日見ます!ジャニオタJ子をつれて行きます!
あきらさんの金髪と光ちゃんのサラサラストレートに心打たれています!
好きです!
 
組が始まったということは星組が千秋楽を迎えてから一週間。
七海さんはじめ、4名の方のご卒業からも一週間。
記事にコメントをいただき、改めて考えてみた。
 
ご贔屓が退団するということ。
 
日の記事はコメントをくださった方へのお返事でもあり、自分の心に留めておきたいことでもある。
いつも以上に私的で何の参考になるかもわからない。
こんな人もいるんだな、それでもヅカオタは続けられるんだな、と思ってもらえればとても嬉しい。
 

進まなくたっていいんだよ

「ご贔屓の退団をどのように乗り越えているのか、どうやって前へ進むのか」
 
どうしようもない喪失感というものがある。
頭では理解していても心が追いつかない。
ご本人が選んだ道を祝福しなければならない。わかっている。でも寂しい。
卒業の日まで別れを惜しむ時間をくれる宝塚は優しい。心からそう思う。でも寂しい。
もうタカラジェンヌとして、大劇場の舞台に立つことはない。男役としての姿を見ることもない。寂しい。
自分が泣いても現実は変わらないのに。それでも願ってしまう。
せめてもう少し早く出会っていれば。
もっと劇場に通って目に焼き付けておけば。
自分がもっと頑張れば上の番手につく姿を見られたんじゃないか。
痛いほど身に覚えのある感情だ。
だから。
無理に乗り越える必要も前に進む必要もないのでは、と私は思っている。
 
自分語りで恐縮だが、私自身は最初のご贔屓が退団した際、家族が引くくらいに泣き暮らし、挙げ句の果てには「終わりの姿を見たくない」「見たら本当に退団してしまう」と訳のわからないことを言って千秋楽にも卒業パレードにもフェアウェルにも行かなかった。
ネットも見ずテレビもつけず、ひたすらDVDを見てその一日をやり過ごした。
10代だったとはいえファンとしては最低だ。ひどいもんだ。
私が引きこもっていても、事実ご贔屓は退団した。そりゃそうだ。
退団しないわけがない。
彼女は今も新たな世界で輝きを放ち続けている。
その姿を見るのは嬉しいし、今でも応援している。もちろん。
でもあの日、自分の心にけじめをつけなかったことは小さな塊になって私のどこかに沈んでいる、ような気がしている。
 
こんな私がいうのも何だが、だからこそご贔屓をきちんと見送ることができたあなたは、それだけで偉い。
消耗するんだ。人の節目を見届けるというのは。
お金も時間も体力も、何より心を使うから。私にはそれができなかった。
現場に足を運んだとか、何回観劇したとか、そんな違いは些細だと思う。
きちんと向き合って見届けたあなた。
本当にお疲れ様。ゆっくりしてください。
きっと卒業したご贔屓も少しはのんびりしていると思うから。
 

それでも穴はあく、そして

結構ぽっかりきませんか。卒業の次の週あたり。
宝塚であいた心の穴を埋めてくれるのは何なのか、人によって違って当然ではないだろうか。
それはご贔屓が出演していた未見の過去作かもしれない。ジャニーズや俳優さん、2次元など他のジャンルかもしれない。芸能界デビューしたご贔屓の新しい姿かもしれない。
私の場合はそれも宝塚だった。今もヅカオタを続けているのは、ただそれだけの理由。
 
他の組を見に行った時に、ご贔屓と仲の良かった下級生に…何ていうのか、仕草や台詞回しに似た雰囲気を感じたのだ。
ご贔屓が舞台に立つうえで大事にしてきたこと、宝塚で培って下級生に伝えたこと、たくさんあったんだとめちゃくちゃ当たり前のことにやっと気づいて、ちょっと泣けて、また楽しくなってしまった。
あの人が蒔いた種がこんなところにあったんだなぁって見つけたら嬉しくなって。
それでその下級生が次のご贔屓かっていったらそうじゃないんだけど。
見ているうちに全然タイプの違う生徒さんがとっても素敵で応援したくなっちゃった。
憧れの雲の上の人だった最初のご贔屓と、頑張れ頑張れ頑張ってるね楽しいよ最高だよ!って応援したい次のご贔屓。
みんなちがってみんないい。宝塚だもの。しゅりお。
いつのまにか笑顔で前のご贔屓の退団公演の映像を見られるようになった。
宝塚そのものを楽しめるようになった。
 
何でもいいじゃないか。だってこれは趣味。ただの大切な趣味。
ずっと一筋でもいい。全く違うものにハマってもいい。その人の蒔いた種を探しに宝塚を見てもいい。気になっていた他の生徒さんに目を向けるのもいい。
そのどれもしっくり来ないのなら、何もしなくたっていい。
一番好きだった生徒さんが退団したんだから落ち込んで当然。恥ずかしくない。
そんなんで恥ずかしがっていたら過去の私はどうなる!
二度と日比谷にいけなくなるわ!
何かを応援するってすごいパワーだ。それをやりきった自分を労わりつつ、また楽しめるものを探してください。
私も今のご贔屓を自分にできる精一杯で贔屓し続けます。
 
答えになっていない気しかしない。
長々書いたくせに本当にすみません。
寂しがってくれるファンがいて、七海さんは本当に幸せな方だと思います。
最後にそれだけ伝えさせてください。
 
 
 

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